ストックオプションの特徴

労働保険とストックオプションの特徴について

ストックオプションと言うのは、企業が役員や従業員に対し、自社の株式と言うものを、予め定められた価格で購入できる権利を付与する制度の事を意味しています。

尚、この予め定められた価格と言うのは、権利行使価格と言います。

ストックオプションを付与された役員や従業員と言うのは、企業から株式を購入し、株価が上昇して権利行使価格を上回った場合、自社の株式を取得して売却することが可能になります。

これは、株価が上回ることで、当該する株式を売却することで、利益を得られると言うメリットが有るのです。

簡単に言えば、株価が上昇した分の報酬を得られると言うメリットが有りますので、株価が上がれば上がるほど、役員や従業員の得られる報酬も大きくなると言う事です。

尚、ストックオプション制度と言うのは、企業の業績に大きく左右されることになります。

業績が上がれば株価が上昇しますので、権利を付与されている役員や従業員と言うのは、株価に対する意識が向上し、役員の経営力が発揮されたり、従業員の勤労意欲が向上されると言う利点もあるわけです。

但し、この制度で得られる利益と言うものは、労働の対象となるものではありませんので、賃金になるわけではありません。

所で、会社は雇用保険や労災保険と言った労働保険の加入義務が在ります。
これは会社が人材を雇用する事業所になることで、雇用保険や労災保険に加入をすることが法律の中で定められているわけです。

尚、労働保険でもある雇用保険は、会社を辞めた人が失業給付金を受けるために必要不可欠なものであり、労災保険は従業員が就業中に怪我などを負った際の治療費を負担してくれると言うもので、従業員でもある労働者のための保険でもあるのです。

そのため、加入義務というのが在るわけです。

所で、労働保険や、健康保険や厚生年金保険などの社会保険における、ストックオプション制度の取り扱いと言う物が在ります。

この制度で得る事が出来る利益と言うものが、報酬であるかと言うのは、行政の通達の中では労働保険上の取り扱いについて以下のようにしています。

権利付与を受けた役員や従業員などの労働者が権利行使を行うか否か、もしくは、権利行使をするとした場合には、時期や株式の売却時期と言うものを、役員や従業員などの労働者が決定するとしています。

この事からも、この制度から得られる利益と言うものは、労働の対償ではなく、労働基準法の中で定められているように、賃金に当たらないとしているのが特徴なのです。